平成22年度

石村 俊夫 

 みなさんは、読書についてどんなに考えていますか。私達は、読書は教養を高め、豊かな心を育てる、大切な手段だと思っています。

 人類は、数万~数十万といわれる動物種の中の一種にすぎません。動物は食物を体に取り入れ、成長し活動しています。人間も例外ではありません。でも人類は他の動物にない知的活動能力があり、人間らしさを作っています。知的活動は、人間が言語や文字を作り、創造力を働かせて育てあげてきたもので、その活動の中心は人間の脳です。 家庭、学校、社会で受ける教育は、人間らしい脳を育ててくれる社会の仕組みですが、更に自己教育(自分で学び、自分の脳を自分で育てる)が必要です。その手段として、読書は最も効率的なものと思います。

 脳科学者の茂木健一郎さんは、人の脳は生まれた時その働きや能力に差はない、その後の体験や学習により差が生まれると言っています。愛媛県内子町出身でノーベル賞受賞者大江健三郎さんは、子どもの頃より無類の本好きだったそうです。

 読書から得られる、豊かな心と知性が、人としての輝きを発します。

 今年度も本の選定に当たっては、各学校の先生方にお世話になりました。暑くお礼申しあげます。

 

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