平成19年度

伊藤 澪子  

‘ ぼくの生きる力 ’を読んで下さる皆さんへ

皆さん、こんにちは。今日は「輝き文庫」の一冊‘ぼくの生きる力’を読んでくださってありがとうございます。

皆さんはこの本を読んでどのような感想を持たれたでしょうか。皆さんが初めてみるようなむつかしい言葉も多いことと思います。このむつかしい言葉は本分の下に小さい字で説明がついております。これらをよく読み、理解して読んで下さい。

私がこの本を読んでみようと思ったのは、小学校一年生で今の医学では治すことのできない病気にかかった前田直紀君が、小学校四年生の進級の直前、九歳で亡くなるまでの三年足らずの期間どのようにして病とたたかい何を考えて生きてきたのか、それを知りたいと思ったからでした。

そしてこの本の主人公前田直紀君が私の想像していた以上に明るい気持ちで病気とたたかい、いのちの尊さを信じて最後まで頑張ったことに、とても感動しました。いのちの大切さ・尊さは、皆さんもよく知っておられることと思います。その大切ないのちを最後まで病気とたたかうことで守り続けたのが前田君なのです。

皆さんは今元気で学校で勉強に、励んでいることと思います。でも心のどこかでこの前田君のように、生きたくても生きられなかった人達もいることを思い、生きている幸せを感じつつ、いのちを大切に生きていって下さい。

皆さんがますます元気で幸せに生きていって下さることを祈っております。

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